- 「インプラントはできません」と
言われた方へ - インプラントができない人はどんな人?
- 骨が少ない時のインプラント
- 歯がボロボロでもできる
インプラント「オールオン4」 - インプラントができない場合は
入れ歯とは限らない - 「インプラントは高い」と
思っていませんか?
「インプラントはできません」と言われた方へ
近年、インプラントに対応している歯科医院が急増しています。インプラントの品質の向上、治療のシステム化などにより、積極的に導入する歯科医院が多くなってきているのです。
しかし、それでも一般的な歯科治療と比べて、高度な技術、経験が求められる治療であることには変わりありません。そのため、顎の骨が不足している場合など、「インプラントができません」と歯科医院で言われることも少なくありません。
このページでは、どのようなケースでインプラントが難しくなるのか、対応してもらうことは可能であるのかといったことについて、詳しく解説していきます。
なお当院では、歯科先進国アメリカでインプラント専門でもある米国補綴専門医の資格を持つ代表が、難症例のインプラント治療にも対応しております。他院で断られてしまった方は、ぜひ一度当院にご相談ください。
インプラントが
できない人はどんな人?
ここでは、「インプラントができない」と言われる代表的な症例をご紹介します。ただ、インプラントの適応となるかどうかの判断は、歯科医院によって異なります。ある歯科医院で対応できない場合でも、他院では対応できるということがあります。
重度の虫歯・歯周病を
治療するつもりがない
虫歯や歯周病があるということは、お口の中の細菌が多いということです。そのまま手術を行うと、感染のリスクが高くなります。また歯周病の場合には、顎の骨の量の不足も懸念されます。
インプラントを希望する以上は、虫歯・歯周病の治療にしっかりと向き合う必要があります。無理に埋入をしても、短期間で駄目になってしまう可能性が高くなります。
顎の骨が少ない
インプラントは、顎の骨に支えられて安定を得ます。
そのため、重度の歯周病によって顎の骨の量が少なくなっている場合には、歯科医院によっては、インプラントの適応外となることがあります。
ただし、骨造成などの処置を行うことで、インプラントが可能になることが期待できます。当院でも対応しております。
糖尿病の
基礎疾患がある
インプラントは、手術によって埋入します。そのため、血糖、血圧のコントロールができていない場合には、その手術に危険が伴います。まずは糖尿病・高血圧症などの適切な治療を受けることが必要です。
血糖値・血圧が安定すれば、インプラントが可能になることも期待できます。
心臓疾患がある
その疾患の種類や程度にもよりますが、これらの持病がある場合も、健康な人と比べると手術に伴うリスクが大きくなります。かかりつけの先生と連携しながら、慎重に判断する必要があります。
服用中の薬の副作用
骨粗鬆症の治療薬「ビスフォスフォネート製剤(BP剤)」を服用している場合、手術の際に細菌感染を起こしやすくなることが分かっています。かかりつけの先生と連携を取りながら、必要に応じて骨造成を行えば、インプラントが可能になることがあります。
その他、降圧剤、抗凝固剤も注意が必要です。必ず、事前に歯科医師に伝えるようにしてください。休薬などの対応が必要になることがあります。お薬手帳を見せていただくのが安心です。
妊娠している
手術、投薬、レントゲン・CT検査が必要であるため、妊娠中は基本的にインプラントが受けられません。
妊娠中には入れ歯で過ごし、産後、体調が落ち着いてから再度検討しましょう。
抗生物質を処方するため、授乳中も基本的には避けることをおすすめします(ミルクを代用するという方法もあります)。
ヘビースモーカーである
喫煙者は、ニコチンによって歯茎の血流が低下していることが多くなります。そのため、インプラントと顎の骨結合に時間がかかる・うまくいかない可能性が高くなります。
ヘビースモーカーの方は、禁煙をしましょう。治療が終わってからも喫煙はインプラント周囲炎のリスクを高めるため、生涯タバコを吸わない決意が必要です。
未成年である
顎の骨の成長の具合にもよりますが、一般にインプラントの適応となるのは20歳前後からとなっています。
顎の骨の成長には個人差がありますので、まずは歯科医院に相談してみましょう。
骨が少ない時のインプラント
骨の量が不足している場合にも、以下のような方法で骨の量を増やしたり(骨造成)、埋入方法を工夫することで、インプラントが可能になることがあります。
サイナスリフト
上顎の顎の骨が大きく不足している場合に有効です。
上顎洞の底を持ち上げ、そのスペースに人工骨を充填します。骨ができるのを数カ月待ってから、インプラントを埋入します。
ソケットリフト
上顎の骨の厚み(5mm以上)ある場合に有効となります。
上顎洞の底を持ち上げ、そのスペースに人工骨を充填し、その日のうちにインプラントを埋入します。
サイナスリフトと比べると、傷口が小さくなり、治療期間も短縮されます。
リッジプリザベーション
グラつきのある歯などを抜歯したあと、すぐにインプラントを埋入しないケースでは、骨の吸収を防ぐために「リッジプリザベーション」という処置を行います。抜歯直後の穴(抜歯窩)に人工骨を充填し、コラーゲンの膜などで覆うことで、骨の幅や高さを保ちやすくします。数カ月かけて骨の再生を待った後、インプラントを埋入します。
顎の骨は、歯やインプラントがない状態が続くと、時間とともに吸収(痩せる)してしまいます。リッジプリザベーションは、インプラント治療を見据え、将来的に安定した治療を行うための重要なステップとなります。
GBR法
骨の幅が不足している場合に有効です。
メンブレンという人工膜と人工骨を使い、新しく骨を形成し、幅を確保します。
スプリットクレスト
上顎前歯の骨の幅が不足している場合に有効となります。
骨を分割し、そこにインプラントを差し込むように埋入することで、骨の量は増やさずにインプラントの安定性を向上させます。
エクストルージョン
抜歯後の顎の骨を引き上げることで、新しい骨の形成を助ける治療です。
結合組織移植術
口腔内の他の部位から組織を移植し、歯茎の厚みを確保します。
下がってしまった歯茎の見た目が良くなるだけでなく、インプラントの成功率を高めます。
歯がボロボロでもできる
インプラント「オールオン4」
オールオン4とは、多数歯を失った一方で、顎の骨の吸収が認められる場合でも対応しやすいインプラント治療です。
連結した人工歯を、片顎4本のインプラントで支えます。この4本のインプラントは、比較的顎の骨の量が多い部位に埋入し、安定性を確保します。
多数歯をインプラントにしたい方、総入れ歯からインプラントへと変更したい方、顎の骨の量が少ない方におすすめです。
インプラントができない場合は入れ歯とは限らない
歯科医院によって、インプラント治療の可否やその判断基準は異なります。
また、通常のインプラント治療では適応外とされる場合でも、骨造成やスプリットクレスト、オールオン4などの選択肢を加えることで、治療が可能となるケースも少なくありません。
もし、他院で「インプラントはできない」と言われた場合でも、すぐにあきらめる必要はありません。
まずはぜひ一度、当院へご相談ください。
当院では、インプラント専門でもある米国補綴専門医の資格を持つ代表が、十分な診査・診断を行い、安全性と長期的な予後に配慮した治療プランをご提案いたします。
「インプラントは高い」と
思っていませんか?
「インプラントは高額だから…」とためらわれる患者さまは少なくありません。当院にもそうしたお気持ちの方が多くいらっしゃいます。
実際に、10年前に抜歯をした際にはインプラントを選ばず入れ歯で通院されていた方が、最近になってインプラントを選択されました。その患者さまは「昔は高いと思っていたけれど、10年間の入れ歯の費用と比べると、意外とインプラントのほうが安かったかもしれない」と、治療後の満足感とともにおっしゃってくださいました。
当院では、インプラントに10年保証を設けております。下記に、実際の入れ歯とインプラントでかかった治療費の目安をまとめましたので、ぜひご参考ください。
比較例:10年間の費用
※あくまで一例であり、症例によって異なります。
治療方法 | 主な費用内容 | 総費用 概算 |
---|---|---|
入れ歯 |
製作費用(2〜3年ごとの作り直し) |
約80〜100万円以上 |
インプラント | 手術費用、上部構造、10年保証含む | 約40〜60万円 |
もちろん、インプラントがすべての方に適しているわけではありません。ただ、長期的な視点で見たときに「実は経済的だった」と感じられるケースも少なくありません。「高いから」と最初から選択肢から外さずに、ぜひ一度セカンドオピニオンとして当院にご相談ください。